よくあるご質問

遺産相続問題よくあるご質問

正しく知ってもらうために弁護士がお答えQ&A

「相続の手続きはいつから始めればいいの?」「いくらの財産から税金がかかるの?」「 相続の順番は? 遺言書の保管方法はどうすべき? 」なんとなくわかったつもりでいても、実は正しく理解していなかったということも・・・。
そこで、相続や遺言についてより深く、正しく知っていただくために、よく寄せられる質問や疑問をピックアップしてみました。

相続編

遺産相続でのトラブルはどのようものがありますか?
よくあるのは、遺言者が認知症だったのに遺言書が出てきた、相続人の一人が遺産全部を取り込んでいる、遺言書で特定の相続人のみ相続させるという遺言が出てきたというものです。
それぞれについて弁護士と相談して対応を検討する必要があります。
遺産相続に手続は決まっているのでしょうか?
基本的には、相続人が遺産をどう分けるか話し合って遺産分割協議を成立させ、そのうえで預金であれば解約、不動産であれば登記などの手続きを財産ごとに行っていきます。
遺産相続に期限はあるのでしょうか?
遺産の相続手続については、いつまでにしなければならないという期限はありません。ただし、放置すると相続人が亡くなって、次の世代が新たに相続人となって協議しなければならない方がどんどん増えていってしまいますので、早めに協議したほうが良いです。また、相続税を納付する必要がある場合には、納付期限(亡くなられてから10ヶ月以内)までに遺産分割協議をすることが望ましいです。
遺産の相続には、必ず相続税が発生するのでしょうか?
相続税法上、非課税となる部分が大きいので、相続があれば必ず相続税が発生するわけではありません(統計上、相続税が発生するのは亡くなられる方の4〜5%程度です)。
非課税枠は、基礎控除3000万円+600万円×相続人の人数となりますので、相続人3名の場合は4800万円までの遺産は、基本的に非課税となります(3000万円+600万円×3人)。遺産・財産の種類や特例等がありますので詳しくは専門家に相談する必要があります。
相続放棄とはどのような手続ですか?
相続放棄は、亡くなられた方(被相続人)のプラスの財産もマイナスの財産(つまり借金)を相続せずに済ませる手続きです。詳細は、こちらをご覧ください
亡くなったこと+借金があることを知ってから3ヶ月以内に亡くなられた方の住所地を管轄する家庭裁判所に手続きを行う必要があります。
借金があるのを知らず、親の預金を引き出して使用していたところ、借金を支払って欲しいという連絡が来ました。この場合、相続放棄できるでしょうか?
亡くなられた方の財産を使用しておきながら、相続放棄することはできません。
使用した時点で、相続を承認したと看做されます。ただ、形見分けであれば問題が少ないなど、使用した又はもらった遺産によっては相続放棄ができるとする説もあり、解釈が分かれているところもあります。
遺産分割協議をしたところ、隠し子で自分も相続人であると主張する人が現れました。
一から協議をしなおさないといけないのでしょうか?
まず、亡くなられた方と本当に親子関係があるか確定したうえで、親子関係がある場合には金銭で補填することになります。
相続人はどの範囲の方を言うのでしょうか?
亡くなられた方に配偶者(夫又は妻)がいる場合には配偶者が相続人になります。
亡くなられた方に子供がいる場合には子供が相続人となり、子供がいなく親がいる場合には親が相続人となり、子供も親がいなく兄弟がいる場合には兄弟が相続人となります。
法定の相続割合は以下の通りです。

法定の相続割合
代襲相続とは何ですか?
例えば、親が亡くなる前に子が死亡したものの、その死亡した子に子供(親から見て孫)がある場合、孫が既に亡くなっていた子供の相続分を代わりに相続することです。
孫も既に亡くなっており、ひ孫がいる場合には、再代襲相続となります。
なお、相続人が兄弟姉妹の場合、代襲相続が認められますが、再代襲相続は認められません。
寄与分とは何ですか?
寄与分とは、相続人の方が亡くなられた方の生前に遺産の形成等に貢献した場合、他の相続人より多く遺産をもらうことができる制度です。
遺産の増大に寄与した部分を清算する趣旨から認められています。
特別受益とは何ですか?
特別受益は、相続人が亡くなられた方の生前に財産を受領していた場合、それを遺産の前払いと見て清算する制度です。 婚姻や学資などで生前贈与をした場合、持戻の免除の意思表示を亡くなられた方がしておかないと特別受益の問題が生じることになります。
遺産相続の弁護士費用はどれくらいかかるのでしょうか?
こちらのページをご覧ください ≫
遺産分割はどれくらい時間がかかるでしょうか?
遺産分割には様々な問題がありますので、どのような問題があるかによって時間のかかる具合は変わります。遺言無効の確認訴訟、遺産の確認訴訟等のように裁判手続が必要な場合はかなりの時間がかかりますし、単に分割だけの話し合いであれば、相続人全員が納得すれば数ヶ月程度で終了します。